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いま ここにある風景
いま ここにある風景_d0112735_4103385.jpg

映画『いま ここにある風景』観てきました。
スペインの恐怖震撼映画『REC』を観に行ったときに
チラシの写真が気になってついつい手にとったのが
『いま ここにある風景』のものだった。

産業の発展にて、環境に及ぼす変化を記録し続けてきた
カナダの写真家、エドワード・バーティンスキーと地上最大の
経済特区=中国の風景とともに記録されたドキュメンタリー映画。

これは啓発だ...NHKのドキュメンタリーでも見られない"いま"が、
中国の産業発展の残酷な美しさが記録されている。
自分の許容範囲、価値観を遥かに逸脱する世界が写し出されていた。

世界のリサイクル品の約50%が中国に輸入される。
キューブ型に固められた鋼鉄屑や、PCの部品等、
有害物質だらけの素材を素手で分解する田舎の人たち...
嘘みたいに真っ赤に汚染された川...

産業の発展がいかにして環境を脅かしているのかが複雑な美しさで語られている。
こんな現実が、今自分の周囲に流れている時間と同一で流れていることにショックを受ける。
淡々と流れる、現実のカットにはいちいち説明はなかった。

バーティンスキーは言っていた。私の作品(撮影し記録したもの)に環境破壊という
テーマをくっつければ、環境破壊、賛成、反対!というだけの2択しか生まない。
そうではなく、これを観て、全く"新しい発想"で考えていかなくてはならない
ということをこの風景を記録することで伝えたい...と。

どうあがいたって、化石燃料は不足している。
だけど中国の経済発展はそれを欲する。
その歯車は強引に回っている...

バングラデシュの大型船解体作業、海岸にタンカーを乗り捨て、
干潮時に2万人が一斉に走って人力で解体する。
まだ10代くらいの子供達がタンカーの残り原油を手作業でかきだしている
どう考えても死人が出てもおかしくないアブない作業だ。
...日給は200円程度らしい...

スケールの違いすぎる被写体を前に写真家としての使命を果たそうとしている
バーティンスキーには感銘を受けた。彼にしか表現できない素晴らしい作品だと思う。

写真は誰にでも撮れる。シャッターを押せば写るし。
どう捉えるのか? 伝えたいものはなんなのか?

技術や視点という"格"があるのは当然。
それが生き生きと作品に表れているってこと
それはできるようで、凡人には絶対できない。
あぁ...バーティンスキーは天才だなぁ

次回はアルベール・ラモリス監督作品『白い馬・赤い風船』
デジタル・リマスター版を観に行こうと思います。
ちゃお

いま ここにある風景_d0112735_3545361.jpg

by OKUI_SATOSHI | 2008-07-14 04:09 | 映画
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